ページ

2011年8月31日水曜日

ジャパンソサエティの物資支援1号:”国見・千代田の拠り所”「ひなたぼっこ」

特定非営利活動法人 全国コミュニティライフサポートセンターが運営してい
”国見・千代田の拠り所”「ひなたぼっこ」の小野寺さんと木皿さんにお話を伺いました。
「ひなたぼっこ」は平成21年に開設し
ました
震災の当初は、避難してきた人を受け入れ
たり、近所の高齢者宅に食事を届けたりしていました。
震災の時には、60台の車を寄付していただき、そ
れを被災地送り届ける様々な手配をボランティアスタッフの人と一緒にこの場所で手配をしました。
「ひなたぼっこ」は、ボランティアを被災地へ派
遣する拠点にもなっており、毎週火曜日と土曜日に集まってもらいバス等で派遣しています。
ボランティアの人もこの施設に宿泊しており、一
2,000円で泊まれます。
「ひなたぼっこ」は高齢者の方々の一時避難所にもなっています。
受け入れていた高齢者の方が病気になり、要介護5の状態なので、スタッフが順番に泊まって介護をしています。
震災直後は物資が手に入らな
かったので、ご近所の高齢者宅を中心にして配食サービスを始めました。配食サービスは朝100円、昼200円、夜200円でタッパーで詰めて持っていくだけなので、あまりちゃんとした料金をいただいていまん。
キッチンも小さいので・・・
被災地からお母さんとお子さんが避難をし
きて、そのお母さんが調理師免許を持っていて、弁当の配食支援では助かりました。
1ヶ月位いていただきましたが、も
う少しいてもらいたかったくらい。
今年は事業として配食を伸ばしていこうと考えています。
一番困ったのは、燃料が無かったこと

暖房にも困ったが、車のガソリンが無くて動かせなかった。
この施設は、元は食事を出す下宿でした。

 3階に大家さんが暮らしています。
被災地では本やおもちゃも流れてし
まったので、本やおもちゃを全国から支援してもらい、移動おもちゃ絵本図書館を運営しています。
おもちゃ図書館として使えそう
な適当な車を選び、専任担当をつけて、宮城県石巻市及び仙台市で週3回運行しています。
担当している者も子供が好きなので。

今後だが、これからは、生活の自立という視点からも雇用を生み出すことが大事。
CLCでも雇用支援で4人を期間限定で採用し、
そのうちの1人は「ひなたぼっこ」の調理員として腕をふるっています。
「ひなたぼっこ」は、仙台市の企画提案型コミュニティビジネス運営事業
(ふるさと雇用再生特別基金)を受託して運営しており、
来年3月末が期限のため、4月からNPO事業として成立させるのが課題です。

支援していただいた電動アシスト自転車や
自転車、雨具、消毒薬などは日常的に必要なものなので大変ありがたい
存分に活用させていただきます。
「ひなたぼっこ」の周辺は坂が多く、電
アシスト自転車は本当に必要なもので、配食などに役立ちます。
また、スタッフも仙台の駅からこの場所
まで通ってくるので、彼らにも役立ててもらえる。
建物の外観は、居酒屋・・・という看板もあり(震災支援で休止していたが、9月23日より営業再開)どのような所だろう?
と思いましたが、話を伺うにつれて、小野寺さんや木皿さん、その他スタッフの方々が縦横に活躍しているお話を伺い、この人達の気持ちと行動にどれだけの人が支えられたのだろうと感慨深いものがありました
「ひなたぼっこ」では、株式会社ガリバーインター株式会社ガリバーインターナショナル様から無償支援をさせていただいた車も活躍していて、社会の善意を成果という形にできる人に活用してもらう事も支援の質を高める上で大切だなと感じました。


支援した、電動アシスト自転車で、配食をしている「ひなたぼっこ」の職員の方。

2011年8月30日火曜日

「ガリバーインターナショナル」様より、車を3台ご支援いただきました。

東北の被災地では、多くの車両が津波で流されてしまい、人の移動や荷物の搬送などに車が非常に不足しました。

そんな被災地の困窮に応えるように、中古車のガリバー「株式会社ガリバーインターナショナル」様のご好意と震災支援の一貫で、車を3台無償で貸与いただく事ができました。
お借りした3台をさっそく仙台へ送りました。
車は、全国コミュニティライフサポートセンターの被災地支援の積極的な活動に利用されています。

先日、支援先の1箇所である、仙台市にある「ひなたぼっこ」へ伺いました。
写真は「ひなたぼっこ」の職員が利用している模様です。
「株式会社ガリバーインターナショナル」様、ご支援ありがとうございました。







2011年8月28日日曜日

支援物資:雨具のご紹介


日本の訪問介護ヘルパーは、24時間365日です。
特に都市部はそうですが、訪問介護ヘルパーの方々の移動手段は、自転車、電動アシスト自転車、スクーターを使われている方は多いです。
梅雨の季節も、冬の寒い夜も利用者さんの元へ駆けつけています。
自分の体だけではなくて、介護で使用するエプロン、消毒薬、手袋、マスク、お風呂の介助の場合は着替えを持って駆けつけます。
そんな日々の活動の中で、着やすく動きやすく雨を防いでくれて、冷たい風も防いでくれる。
また、蒸れにくいというのも大切な要素です。
使用頻度の高いアイテムですから、高価すぎるのも困ります。

今回の支援では、雨具は東京文京区のヒラノ産業様のご協力をいただきました。
昭和13年創業で、様々な雨具や防寒具を作っている専門会社です。
訪問介護ヘルパーの方々のお仕事をご説明した上で、ベストセラーの商品である「パブリックスーツ」を提案いただきました。理由は、
・丈夫で軽い布地。
・高い防水性能。
・上着の前後に大きなベンチレーションを設けて蒸れにくい。
・装着時のベタつきを防ぐ、メッシュの裏地。
・自転車などで傷みやすいヒップ周りは二重張りで耐久性を確保。
・背中に夜間にも目立つ反射板のワッペン。
・豊富なサイズ。

などです。
日頃使用するものですから、ちょっとした使い勝手が大切になります。
ベストセラーアイテムだけに長い間に細かな改良も加えられているようです。
今回の支援では、1ヶ所あたり、10着〜20着のご支援ができる数を用意しました。
少しでも日々の訪問介護に活用いただければと思います。

2011年8月24日水曜日

支援物資の発注を開始しました

支援物資の第1段の発注を開始しました。
まずは、8月末までに2箇所の訪問介護事業所の支援を開始します。
最初はアプローチのしやすい場所で、

宮城県仙台市の全国コミュニティライフサポートセンター ひなたぼっこ 

宮城県石巻市の井上技研 めだか学園


の支援をします。
移行は、現在支援依頼をいただいている福島県、宮城県、岩手県の訪問介護事業所やボランティア組織に対して順次支援物資をお送りする予定です。


2011年8月22日月曜日

支援物資:自転車の事を少し・・・

訪問介護ヘルパーにとり、自転車は大事な相棒です。
多くのヘルパーさんが、普段ご自宅で使っている自転車・・・通常、お買物自転車を利用されていると思います。
安いものから高価なものまで自転車も幅広い種類がありますが、今回は支援する自転車として私達が選択したポイントは、

・車輪のサイズは、26インチでスピード出て、長距離でも楽に乗れる事。
・内装の三段変速機により、壊れにくく坂道でも楽に登れること。
・LEDのオートライトにより、従来のダイナモ発電よりも軽く漕ぐことができ、トンネルや曇の日でも自動的に点灯し安全な事。
・大きな前かごとリヤキャリヤが装備されていて、荷物を安全に搭載できる事。
・取り回しの良い事。
・ちゃんとしたメーカー品で、安心できるブランドである事。

などを考慮して、昔から 「マルキン自転車」というブランドで知られるホダカ株式会社「レイニー」という自転車にしました。
実は、自転車の種類は、こちらの求める仕様と予算からホダカ様が要望に最も叶った車種を選んでいただけました。










通常、自転車を配送する時は、段ボール箱に入って、多少とも組立作業がいるのですが、組み立て済みの自転車を支援先の訪問介護事業所に届けて、すぐに利用できるようにしていただきました。
ともすると、電動アシスト自転車に目が行きがちですが、メンテナンス面や電池切れの心配もないという使い勝手が良さがあります。
きっと、支援先のヘルパーさんの良いパートナーになっていただけると思います。

2011年8月19日金曜日

支援物資:電動アシスト自転車の事を・・・

サポーターのShirakawaです。
本日、福島の訪問介護をされてる事業所の方と電話でお話をしました。
今、車で移動しているところを、電動アシスト自転車で置き換えれるとか、
坂道の多い利用者のお宅へ訪問する時に利用したい。
との声をいただきました。

今回、支援用としては、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車を選びました。
それは、電動アシスト自転車はモーターと電池で人間に力を補完しています。
電池の容量が無いと、長距離走ることができませんし、頻繁に充電をしていると
稼働率も悪くなります。
介護ヘルパーの方が乗りやすく、使いやすく、電池の容量が大きくて軽いものを・・・
という事で、ヤマハ発動機 が発売したばかりの 「PAS ナチュラL」というモデルにしました。














8.1Aという大容量のバッテリーを搭載して、標準モードで36km走ることができます。
バッテリも新型なので約900回繰り返し充電ができますから、1日1回充電し2年半以上使える事になり、走行距離も充電回数も一般的なモデルよりも倍の性能があります。
その他、使い勝手も良く、重量も比較的軽く作られています。










1台でも多く、1箇所でも多くご支援ができればという事で、ヤマハ発動機のご担当者とも直接お会いして、お話をしご協力をいただきました。
ご支援をする団体、事業者の現場で活躍をしていただければと思います。


2011年8月18日木曜日

福島県の支援情報をいただきました

サポーターのShirakawaです。
本日、福島市の市民活動センターのご協力により、相馬市の訪問介護事業者のリストをいただきました。
いただきました、リストの中からご支援できそうな事業者を支援候補さまとご相談をしながら選定をしていきます。

また、福島県の郡山で広告代理店をしているIMD様からも須賀川市の社会福祉協議会のご担当者をご紹介いただき、現在ご支援できそうな事業者様についてご相談をさせていただいております。
※今回の支援に関しては、予算と支援内容の関係からNPOを優先してお話を伺わせていただいております。

2011年8月17日水曜日

物資の支援は希望に応じて二種類を用意しました。

サポーターのShirakawaです。
今回の私たちの支援は、訪問介護ヘルパーの戦力である自転車を、被災地の現場を直接お届けしようと考えています。
ちなみに、セット内容は、

Aセットは、坂の多い場所や長い距離を通うヘルパーさんのために
・電動アシスト自転車 2台
・内装三段変速の自転車を2台
・軽くて丈夫な雨具を10着
・ヒビコールSHの消毒薬を10L
・使い捨てマスク 500枚
・使い捨て手袋(粉無し)1000枚









Bセットは、なるべく多くのヘルパーの方々快適な訪問介護ができるよう
・内装三段変速の自転車を10台
・軽くて丈夫な雨具を20着
・ヒビコールSHの消毒薬を10L
・使い捨てマスク 1000枚
・使い捨て手袋(粉無し)2000枚








少しでもヘルパーの方々が快適にお仕事ができる。
早く訪問介護の活動を再開できる。
そんなお手伝いができればと思います。

2011年8月16日火曜日

岩手県、宮城県、福島県の支援先の情報を募集しています

サポーターのShirakawaです。
現在、支援先の岩手県、宮城県、福島県で、要介護者のいらっしゃる個人宅や避難所、仮設受託へ訪問介護ヘルパーの活動をしている団体への支援を進めています。

現在の支援先は、
宮城県 仙台市で1団体、石巻で2団体、
福島県の南相馬郡で1団体の支援依頼をいただいています。
まだ、その他の支援先も募集しています。
ぜひ、ご推薦、ご連絡をいただければと思います。
折り返し、支援趣旨の手紙と支援内容を記載した書類をお送りさせていただきます。

初回支援は、8月中に計画しています。

2011年8月15日月曜日

ジャパンソサエティ(日本協会)の支援を受けて、被災地の物資支援スタート

特定非営利活動法人 ケア・センターやわらぎ の代表理事である石川治江が、東日本大震災の在宅や避難所、仮設住宅の高齢者、弱者を回る訪問介護ヘルパーの活動を支援するための活動資金を、米国にあるジャパンソサエティ(日本協会:桜井理事長)に呼びかけました。
今までのケア・センターやわらぎと石川理事長の実績と今回の支援内容が認められて10万ドルの寄付を受ける事になりました。
その寄付で、訪問介護ヘルパーの巡回を助ける足である、 電動アシスト自転車、自転車、防水・防寒用の雨具、現場で必要になる消毒薬と使い捨ての手袋、マスクをセットにして送るプロジェクトを立ち上げました。
「やわらぎソーシャル・サポーター」は、ケア・センターやわらぎと独立をして、石川治江理事長の指示の元にプロジェクトを計画、推進しています。
現在、岩手県、宮城県、福島県の支援先の団体の情報を関係者や自治体、社会福祉協議会を通じて整理しています。
また、調達する物資の確保も同時に進めています。
現在の予定では、8月末までに第一弾の支援物資を宮城、岩手、福島の複数の団体に送るための準備中。
やわらぎソーシャル・サポーターのサポートメンバーである、管理人も同じサポートメンバーである、立教大学21世紀社会デザイン研究科の卒業生である江原氏と共に現地を回る予定です。

やわらぎソーシャル・サポーターのブログ始めました

特定非営利活動法人 ケア・センターやわらぎ と協働しながら社会貢献活動を行うための やわらぎソーシャル・サポーターのチームを作り、将来的なNPO法人化を前提に活動を行います。
現在のサポーターは、石川理事長とおじさんが二人ですが、具体的な支援活動を前提に動いています。
今、東日本大震災で被害を被った、岩手県、宮城県、福島県の訪問介護ヘルパー活動をしているNPOや団体向けの支援活動がスタートしました。