ページ

2011年10月22日土曜日

ヒラノ産業さんへ冬の雨具を見に行きました。

 冬に支援の一つに、防寒具があります。
今年は、またラニーニャの発生が予想されているようで、冬は寒さが厳しくなるようです。
夏の支援で、雨具のご協力をいただいた、ヒラノ産業さんが冬の雨具がメーカーから入荷しサンプルを見せて戴けるとの事で伺いました。
 ヒラノ産業さんの雨具や防寒具の製造は、今や国内ではなくて中国へそしてミャンマーや東南アジアへ移っているとの事。
今回の「防水・防寒ジャケット」はミャンマーで製造しているそうです。
 上下の揃いで、上は、ライムグリーン、ブルー、ライトグレーとユニセックスで着ることができるデザインとと色です。


下のパンツは黒。
随所に工夫がありました。
例えば、フロントのチャックは大きな輪っかが付いていて、手袋をしていても指を引っ掛けて上げ下げができます。
お尻にはポケットがあり、ポケットは上着の内側にもあります。

 特徴的なのは、胸もとの大きなフロントポケットが左右に2つ。
デザイン上というよりも、この位置の胸ポケットは非常に使い勝手が良いのです。
ちなみに、登山で着用する雨具や冬用のジャケットの多くは胸ポケットです。
腰元にあるよりも、容量を大きくでき、仮に腰にベルトをした場合にポケットが使えないという事がありません。
 大きなフードが付いていますが、天気の良い時や使用しない時は襟の中に畳むことができます。

 腕のそでは、マジックテープで間口を調整して風や雪が入り込むのを防ぎます。
足元は、スナップボタンで裾を小さくする事ができます。
加えて、ヒラノ産業さんの製品の良い所は、「防水」という点です。
 防水機能の無いジャンパーやジャケットならば、スーパーや衣料品店で購入できますが、防水機能がある中綿の入ったジャケットはなかなか無いのではと思いました。
このジャケットを冬のご支援のアイテムとして検討しています。

2011年10月12日水曜日

冬の支援の準備を・・・

 9月末で、夏の支援が一段落をしました。
既に、ご支援 させていただいた介護事業所からの写真や感想文をいただき、順次掲載をしています。

 私たち、ボランティアスタッフとしては、冬の支援の検討に入っています。
夏と冬の違いは、寒さと雪の存在です。
 関東や関西の平野部であれば、季節の差はそれほど気にするものではありませんが、東北地方は関東と異なり寒さも厳しく、雪も日常的にあるだろう。
そのあたりをどこまで考慮した内容にするかを考えています。

 今回、雨具をご協力頂きました、ヒラノ産業 営業企画の佐藤さんのお話では、今年は寒さに備える準備が早くて、既に初回の防寒具はほとんど出荷されたとのこと。
私達もスピードを上げて、支援内容を考えます。

 ちなみに、女川に二階建て、三階建ての仮設住宅が建築されたとの事。
 現地へ行って確かに部屋部が少なく用地確保は苦労をするだろうと思いましたが、多層化は有効な解決策ですね。
 人が階段を登ると揺れるようでは困りますが、ある程度の構造がしっかりしていれば、土地が二倍、三倍に活かすことができます。
 今回の多くの仮設住宅地域で見送られた、集会所やディケアの場所の確保などは、二階建て、三階建ての仮設住宅の一階部分を活用できたのでは・・・写真を見ながらそう思いました。
少なくとも、二階に暮らす人は一階の暖房が伝わり暖かいですね。

2011年10月5日水曜日

福島 須賀川市「NPO法人 つくしホームヘルプ」様よりお写真と感想文をお送りいただきました。

やわらぎソーシャルサポーター 様

 私ども「NPO法人豊心会 つくしホームヘルプ事業所」に沢山の支援物資を頂き有難うございました。
ホームヘルパー管理者を含め9名のスタッフで運営致して居ります。
そのうち登録ヘルパーは1名のみ 残りの8名は常勤です。
(管理者はケアマネジャーを兼務)
 田舎ですので30kmほどの利用者さん宅には車で訪問しますが
近くの利用者さん宅には支援していただいた自転車で行っております。
 震災の時はガソリンもなく大変でした。
小規模の事業所ですが認知症の一人暮らしの方や寝たきりの方が活き活きと暮らすには
どのように支えれば良いか日々研鑽して居ります。

今後とも宜しくお願い致します。



2011年10月4日火曜日

福島 相馬市「NPO法人 ひまわりの家」様から支援の感想とお写真をいただきました。


たくさんの支援物資を頂き有難うございます。
支援物資大変ありがたく早速使わせていただいております。

特定非営利活動法人ひまわりの家は「居宅介護事業所でんでん虫」、「就労継続支援B型事業所ひまわりの家、ひまわりの家3」、「地域活動支援センターひまわりの家2」、「介護タクシーさ、いこカー」をやっています。
3月11日の震災で、ここ相馬市も津波や原発等で大変な被害を受けましたが、原発から40キロメートルほど離れているので事業所を閉鎖することなく土、日も返上で不安を抱えている利用者さんの支援にあたる事が出来ました。
今回ご支援いただいた物資は、利用頻度が高く毎日使うものが殆どで大変ありがたく早速使わせていただいています。
ヘルパーは勿論、日中活動の各作業所にも分配して利用者さんにも使わせて頂いております。
調理時の手指の消毒、食品の梱包時のマスク・消毒、メール便の配達も新しい物好きの利用者さんたちはヘルパーの人達が使わない時には、自転車を使わせていただき配達に向かいます。
本当に有難うございます。
職員、利用者一同、心から感謝しております。

 相馬市には他市町村から避難していた人達が仮設住宅に入居してきています。
その方たちの中に介護が必要な方や、障害を持った方もいますので利用者さんは増えてきています。
私たちが出来る事は限られていますが出来るだけの支援をしていくつもりでいますのでこれからもよろしくお願いいたします。

福島県の相双地区は原発の影響で4箇所の精神科病院で合計840床閉鎖され入院されていた方々は県内外の精神科病院に転院を余儀なくされました。
その方々が退院の時期を迎えても帰ってくる住まいの場がありません。
当法人ではグループホームもやっておりますが、今年1月に作ったグループホームが満員になり、急遽新築し、113日の引渡しが決まっているものも開設する前から予約の方で、もう満室状態です。
 ここ相馬市は物件を見つけようと思っても、津波と原発の影響で住宅が無くアパートや空き家の待ちは各100人くらいずつあるような状況です。
新築と言ってもNPO法人なので資金が無く年に何箇所も立てることは出来ないのは現状です。
また、補助金を受けるのは難しく各病院等からの当合わせに断らざるを得ない状況です。
もし使える補助金等の情報がありましたら是非教えていただければ幸いです。














宮城 石巻市「CLC 石巻現地事務所」様から支援のご報告をいただきました。

石巻桃生事務局より
 写真は、私たち共同支援ネット石巻事務局で、
日々活動するボランティアさんの食事づくりを担う調理師の女性。
当事務局の周辺、歩いていける距離には買い物できるお店がありません。
多くの人の食材を賄えるスーパーは、車で10分弱の距離。スーパー以外のお店や
町の役場、近くの仮設住宅等も同じ程度離れています。
この歩くには厳しく、車では勿体ない程度の距離で、今回贈って頂いた自転車が重宝します。
 特に電動機付き自転車は、荷物を積んでアップダウンのある道でも楽に走れると好評。
今回のご支援に石巻事務局一同、感謝しております。

どうもありがとうございました。



2011年10月2日日曜日

岩手 陸前高田市「立教大学コミュニティ福祉学部」様の活動写真

岩手県の陸前高田市で、立教大学コミュニティ福祉学部/コミュニティ福祉学研究科が、東日本大震災 復興支援推進室を設けて、学生の方々も含めて福祉の実践の塲として被災地の支援をされています。
届いたばかりの自転車で、早速 仮設住宅の訪問活動の様子を写真としてお送りいただきました。
現地で仮設住宅を訪問した学生の方々からの感想です。

菊地さん
 仮設住宅敷地は思ったより広かったので自転車があったので移動しやすく、仮
設住宅の中のいろいろなところまで行けてよかった。
仮設住宅の中は思ったよりきれいだったが家族で住むには狭いと思った。

田中さん
 駐車場スペースもあまりなく、車を流された人がいる中で自転車があると外に
出るにも便利だと思った。
バリアフリーの仮設住宅を見たが、十分ではないと思った。
障害者の意見をより取り入れる必要はあるのではないか。
道が凸凹していて走りづらかった。

石川さん
 仮設住宅は住みやすさというと、まだ課題が多くあると思う。
仮設住宅の外に行くにも自転車があると便利だと思う。車を出すまでもないけれど少し外に出たいときに自転車が便利だと思った。








岩手 大槌町の「AMADA大槌クラブ」様より支援のご報告をいただきました。


ジャパンソサエティー様
NPO 法人ケアセンターやわらぎ様


今回、たくさんのご支援をしていただいたことに大変感謝いたしております。震災から半年が経過し、少しずつ暮らしや仕事の再開がなされてきました。ご支援いただいた品は、前進しようとしている住民を後押ししてくれています。

手袋やマスク、消毒液は、地元の鍼灸師さんの施術に寄贈しました。
AMDA健康サポートとして、住民の癒しも含めた鍼灸の施術を提供しています。
被災から半年経過し、疲れや、生活や仕事環境の変化に心身のストレスや疲労を抱えている患者が増えてきています。一人でも、痛みやストレスを軽くしたいと、日々活動をしています。

自転車は、水産加工業者の仮設事務所へ寄贈となりました。
漁港付近にあった工場は全壊した状況であるが、秋刀魚の水揚げを市場の一角に行えるようになりました。
三陸の海の幸を届けたいおもいで仮設の事務所を構えて注文に対応し始めました。その際の町内移動に自転車は活用されます。
小回りや便利さは、事務の女性にも手軽に利用でき、効率よく移動して仕事が進むように成るそうです。

自転車は、水産加工業者の仮設事務所へ寄贈となりました。
漁港付近にあった工場は全壊した状況であるが、秋刀魚の水揚げを市場の一角に行えるようになりました。三陸の海の幸を届けたいおもいで仮設の事務所を構えて注文に対応し始めました。その際の町内移動に自転車は活用されます。
小回りや便利さは、事務の女性にも手軽に利用でき、効率よく移動して仕事が進むように成るそうです。

雨具は、赤浜地区の漁師さん達へ手渡しました。
漁業が主な産業の大槌町は、津波で大きな被害を受けました。
漁場も養殖のための工場や船までもなみにさらわれました。
多くの仲間や家族なども失った状況ですが、半年経過し、作業を開始し始めました。海の作業は、これから寒さも加わり厳しい環境下となります。
雨具を受け取った際、漁師さんたちの意気込みと海を守る信念はとても強く力強さを感じました。

ありがとうございました。また、これからの復興する町を是非見守っていただけると嬉しいです。

AMDA大槌クラブ


元持 幸子






福島 南相馬市「さぽーとセンターぴあ」様より支援のご報告をいただきました。


ジャパンソサエティ様、やわらぎソーシャルサポーター様、この度は、私ども特定非営利活動法人さぽーとセンターぴあに雨具・衛生用品・自転車等をご支援いただき誠にありがとうございます。感謝申し上げます。

あの3月11の大震災のあと、ここ南相馬市は人の生活できない事態となり7万人いた市民が1万人にまで減るほどの大混乱が起きました。地震・津波・そして原発事故、その後の風評被害。今もって生活の不安が付きまとう状況です。

震災後、1ヶ月目に、障害者の日中活動の事業所を再開しました。市や県の了解を得られないままに。なぜなら、「緊急時非難準備区域」という支持が政府から出され、要介護者はこの地域にいないほうが良いということになったからです。
でも、障害をもった方々は2週間ないし、3週間くらいで皆さん帰ってこられました。避難生活に耐えられなかったようです。もちろん、死ぬ覚悟で留まった方もいます。そんな方々のつらい実情から当法人は事業を再開しました。
物資のなかった時期から多くの方々の支援をいただきましたが、今回、雨具・衛生用品・自転車等沢山、相当な金額のものをいただきました。

障害者の「生活介護」「就労」を支援する事業を行っていますが、原発の放射線被害が発生してから、衛生管理には十分力を入れてきました。そのため、あっという間に消耗してしまうので衛生用品を沢山いただいたことは特にありがたかったです。
利用者さんも自分で消毒したり、家族分までマスクを配布できています。雨具は、雨天時の送迎には欠かせず、職員に配布して使用してもらっています。
薄手のものと違ってしっかりしていますので、送迎時に今後も活躍しそうです。
また、自転車は、就労系の事業所で今後使用したいと考えています。
委託の公園清掃を行っていますので、車での移動と、自転車での移動とに分かれて4箇所の公園をお掃除できます。
また、今は、緊急時非難準備区域ということだったので(9月30日に解除にはなりましたが)休止していますが、もう少し落ち着いたらヤマトのメール便の配達業務に使用したいと考えています。
今までは、利用者さん個人の自転車を使用させてもらっていましたが、毎日遠くまで配達していましたので、タイヤの消耗が激しく手当ても十分にはつけてあげられませんでしたが、今後は、頂いた自転車を使えます。
事業所で購入しなくてはいけないとずっと思っていましたので、本当にありがたく思います。利用者さんも乗ってみて喜んでいました。

このような機会に皆様からのお心遣いによって支えられ、物資の支援も大変ありがたく更に、そのお気持ち、精神的支えにはとても救われます。
まだまだ長期化する原発問題とともに、共存していかなくてはいけない私たちですが、皆様に助けられながら障害をもった方々があのような怖い不安なつらい状態に再びならないように、楽しく毎日が送られるように支援し続けて参ります。

この度は本当にご支援ありがとうございました。