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2012年2月28日火曜日

宮城県石巻市:CANNUS東北様より、支援のご報告をいただきました。

宮城県の石巻市、牡鹿半島で積極的な看護、ケア活動をしているCYANNUS(キャンナス)東北の高橋所長より、今回のご支援に対するご報告をいただきました。


  私たちは、全国訪問ボランィアナースの会キャンナスです。訪問看護という活動の
移動には、電動自転車は大変活躍しています。
 車で訪問すると駐車できない場所が多く、坂道も多いため以前は自転車での移動
では大変な苦労を強いられていました。
 しかし、電動自転車を支援して頂いてからは、坂道でも苦労することなく走ることが
できて、バイクのように限られた人しか乗れないということもなく、みんなで使
う事が出来、これ以上の移動手段はないと言っても過言ではありません。

ご支援本当にありがとうございました。

キャンナス東北 石巻事務所 所長 高橋誠


2012年2月19日日曜日

気仙沼から石巻へ参りました

2月9日、10日とケアセンター やわらぎの石川理事長と一緒に、宮城県の気仙沼、そして石巻を訪問しました。
石川理事長は前日に入っていた仙台から気仙沼へ。
私は始発電車で大宮から新幹線で一関、そして気仙沼へ・・・
石川理事長も支援者支援の活動の一環で何度も訪問をしているのですが、今回は今年の支援のあり方についての現地での提案や調整、情報収集をしました。
ETICの宮城さん、山内さん、つなプロの川崎さん、小野寺さんらと合流をして気仙沼信用金庫でディスカッションをしました。
2012年の目的は、小さくても現地で雇用を作る事、その仕掛けや協力者、円滑な進め方など、提案の雛形を持参してそれに対して各自が意見述べ合いひな形が具体的なディティールを持って来ました。
このプロジェクトについては、後日のご報告になろうと思います。
その合同ミーティングの後は、小野寺さんの運転で気仙沼の漁港の復興の状況や仮設商店街を視察しました。
街並みは、まだまだ津波の傷跡が生々しく残っており、あちこちで家の取り壊しをしていました。
その中で、何ヶ所かの仮設商店街がありました。

水産加工品や日用品、食品を扱っているお店。
あるいは、居酒屋や喫茶店、ラーメン屋さんなど飲食店の入った仮設商店街などがあります。
港近くはほとんどお店がなく、まだ陸に打ち上げられた船が残っていたりと殺風景ですが、そこに何件かできた商店街はオアシスの様な気がしました。
この間口一間、奥行きも2メートルあまりの小さな場所から、街の蘇りと共に大きく育って欲しいと思いました。
 気仙沼を離れる時に出会った、比較的大きな市場。
こちらは、昨年末にオープンしたばかりん、水産販売の事業者が中心となくて入居している市場です。
平日のせいか、人ではまばらでしたが今後復興での人の出入りが加わる事で繁盛してほしい市場です。
 途中で、社会福祉士をしている小野寺さんのトレーラーハウスの事務所に寄りました。
外から見ると殺風景なコンテナの様ですが、中に入ると実に合理的に作られており、普通の事務所にいる雰囲気と変わりません。
台所もあり快適でした。
ここに近所の高齢者の方々が集うそうです。
  被災地に設置する家屋としてはとても有効だと思いました。
特に、沿岸部は不動産が少ないので、1年限定でも設置できますし、その後移動して継の支援先へ移送するなどその機動力は現地の復興に役立つ気がします。
研究の余地ありです。
ちなみに、当日 事務所にいらっしゃったワカメ漁をしているおじさんに石川理事長が気に入られてしまい新わかめを大量にいただき、その日の夜は新わかめをおいしくいただきました。
海岸部は、まだまだ荒涼としています。
瓦礫が片付けられると、また異なる荒涼感があり寂しい光景でした。

石巻では、CLC様が委託管理を請け負っている仮設の開成団地内にある短期スティの施設で、キャンナス東北の高橋所長はじめ3名の方々と石巻復興支援ネットワークの兼子さん、渡部さん、そしてETICから辰巳さんが合流して情報交換を行いました。
石巻の現状を伺い、今後どのようにすべきか、そして今回 ジャパンソサエティ様から寄付をいただき支援した物資がどのように役立ったかをご報告いただきました。
その後は、CLCの橋下さん、長沼さんも加わり、ささやかな食事会を行い歓談をしました。

やはり、直接情報交換する事により、課題の深掘りができます。
また、気づきもありその場で対処できる事もあります。
2012年は昨年から被災地でがんばってきた地元のNPOや団体が疲れ、挫けてしまいそうになる可能性もあります。
その中で、私達も可能な限り支えていきたい。
そして、昨年よりも前へ進みたいと感じました。

最後に、石巻復興支援ネットワークのメンバーと記念写真!!

2012年2月12日日曜日

人工芝を支援した、宮城県の亘理町社協様を訪問しました

昨年末に、被災地の物資支援に対して、必要なものが無いかを、沿岸部の社会福祉協議会を中心にアンケートを取りました。
その時に、宮城県の亘理町社会福祉協議会、「亘理ささえあいセンター ほっと」様から、仮設住宅のスロープ敷く人工芝を支援していただきたい。
そのご要望をいただき、私たちのスタッフが株式会社アストロ様にお知り合いがいて、同社から人工芝をご支援いただける事となりました。
当初のご要望が、仮設住宅200戸分という事でした。
株式会社アストロ様から、アストロターフなどの商品を、幅1メートルで290メートルをご支援いただきました。

先日、「亘理ささえあいセンター ほっと」様が、届けられた人工芝をこまかくカットして、配布を始めるとの事で、現地へ様子を伺いに行きました。

仙台から常磐線に乗って、亘理駅に向かいました。
仙台から亘理間は電車が走っていますが、震災の影響で亘理から先はバスによる代行運行になります。
亘理駅は、外観がまるでお城の様です。


駅から、約15分ほど歩くと、亘理社会福祉協議会の事務所に着きます。
その隣の駐車場に、震災後にプレハブで建てたのが、「亘理ささえあいセンター ほっと」です。



亘理町は、住民の48%が被災をしました。
町内の5箇所に1,100世帯以上の住民が仮設住宅に入居しています。
仮設住宅の入居者の方々のサポートをしていらっしゃいます。
その模様は、専用のブログで発信をしています。

訪問した仮設団地は、事務所から最も近いところで、養蚕工場の跡地の様です。
震災後に最も早く建設をされた仮設住宅で、高齢者や小さな子供を持った家族を避難所から移すために優先して入居をしていただいた様です。
その事もあり、高齢者比率の高い仮設団地となっています。


仮設団地内は、少しでも快適な暮らしを送れるようにと、段階的に舗装をしており、訪れた時も舗装工事をしていました。



290mの人工芝は、290枚にカットされて、5箇所の仮設住宅に配られました。
利用法は、玄関が段差になっており、そこに敷いて利用する方が多いようです。



団地内は舗装されていないところが多いので、靴の泥を落としたり、人工芝の高さが玄関のギャップを埋めるようで、車椅子の出はいりや高齢者の出はいりが楽になったとの事です。
それ以上に、色の効果が大きいようで、ともすると殺風景な仮設住宅の中で、鮮やかな緑色はとても安らぎを感じるとの事でした。
此の様な形で、1,100戸以上の入居者の中から希望のあるお宅へ配られました。
皆さん、非常に喜んでおりました。

今回のご支援をいただきました、株式会社アストロ様には重ねて感謝を致します。

ありがとうございました。

2012年2月2日木曜日

宮城県仙台市:CLC様から自動車のご支援をしたガリバー様向けの報告が入りました。

3月11日の東日本大震災の直後から積極的な被災地支援活動をしている、全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)様へは、ガリバーインターナショナル様から自動車をご支援しご支援をしました。
そのCLCの橋本様から、写真とご報告をいただきました。


やわらぎ 江原さま
いつもお世話になっております。
東北は、異例の大雪に見舞われ、各地で交通渋滞や通行止め、仮設の水道凍結な
ど混乱が起きています。
当法人が石巻で運営する仮設住宅も1棟が水道凍結してしまいましたが、ガリバー
のレガシーは大活躍です。一昨日から大雪の中を、仙台→石巻→南三陸→気仙沼
→一関→花巻と移動しておりますが、やわらぎさまに購入していただいたスタッ
ドレスタイヤと相まって、安心して移動が行えています。本当に感謝申し上げま
す。
寒さ厳しきおり、体調など崩されないようご自愛ください。


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1)活動地域・概要
 活動地域:宮城県内、及び岩手県、福島県、栃木県等の被災地
 活動概要:被災地の要援護者の支援のために、全国組織や被災地に立地する社会福祉法人などで、
 2011年3月13日に「東北関東大震災・共同支援ネットワーク」を立ち上げました。
このネットワークは、
 (1)介護職や看護職などの専門職ボランティアを、(福祉)避難 所や施設などへの派遣、
 (2)(福祉)避難所や施設、在宅要援護者に必要な物資を届けること
 を目的に活動を始めました。
立ち上げから2012年1月21日(土)までに、1,721人の専門職にボランティアの登録をしていただき、
 宮城県(11市町の29か所)の(福祉)避難所や救護所、特別養護老人ホームなどの介護施設、病院
 などに、延べ13,806人/日(実員数1,064人)派遣してきました。
 また、物資は上記派遣先のほか、岩手県・宮城県・福島県・栃木県内の避難所や施設などから、要請
 のあったものを速やかに届けました。津波で公用車を浸水・流出した施設や社会福祉協議会などには、
 岩手県の4市1町6か所に13台、宮城県の3市1町7か所に14台、福島県の1市2ヶ所に4台、栃木県の1市
 1か所に3台の自動車をお届けしました。

2)提供車両の使用用途
・ボランティアや物資の輸送(拠点から被災地の活動場所へ)
・沿岸部の被災地など、公共交通機関の復旧が遅れている地域での支援・調査・取材活動
・制度外福祉仮設住宅利用者の受診送迎
・県内外で開催される被災地支援関係の研修会、会議に参加する講師や職員の送迎
 など

3)これまでの気づき・今後の予定など
 被災地やその周辺地域、親戚や知人宅に間借りをしている人、民間借上げ住宅に暮らす被災者が、
 孤立し、孤独死など招かない支援が、今、求められています。
 阪神淡路大震災などの経験者とともに、被災者支援に携わる人たちの研修プログラムと教材づくりに取り
 組み、行政や専門職団体と協同して研修会を実施しています。
 また、孤立防止や復興に向け、サロンなど住民相互の支え合いの実践を紹介し、交流を目指す「地域支
 え合い活動・情報交流センター」を立ち上げ、情報支援にも力を注いでいきたいと考えています。

全国コミュニティライフサポートセンター(CLC
橋本 泰典


ご支援をいただいた、スバルのレガシー

岩手県釜石市「平田総合公園仮設住宅」の「コミュニティケア型仮設住宅」を視察

岩手県大槌町大槌第7仮設住宅の取材

2012年2月1日水曜日

宮城県石巻市:キャンナス菅原様からのメール

宮城県の石巻市で訪問看護、リハビリテーションの活動を行なっている、キャンナス東北の菅原様からメールをいただきました。
 キャンナス東北様へは、牡鹿半島への看護活動を継続するためのスタッドレスタイヤや電動アシスト自転車、雨具などをご支援しました。
以下は、菅原様のメールです。

 ジャパン・ソサエティさまやわらぎの皆さま
いつもご支援をいただき、ありがとうございます!
 仮設訪問をする際に、自転車や雨天時の雨具等が大活躍しています!!
 ボランティアの活動も中・長期化してきており、現地に残っている団体や後方支援してくださる団体も限られてきました。
 ふと寂しくなった時に、今回の様に後方より支援物資が届くこと、『がんばれ!』と支援していただいていることに、人としての絆や温かさを感じます。
ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。

キャンナス 菅原健介