ページ

2011年12月31日土曜日

宮城県石巻市「CANNUS東北」を訪問しました。

「CANNUS東北」の訪問
石巻復興支援ネットワークに寄る予定で伺った、宮城県石巻市。
道路を隔てた反対側にCANNUS東北の石巻事務所を発見しました。
「あ、そうかCANNUS東北も石巻で活動していた・・・」と、思い出す。
せっかくなので、立ち寄りご挨拶と共にお話を伺う。
 現地リーダーの菅原さんは不在でしたが、電話でお話をする。
実は、お話をしたのは初めて。
明るい、さわやかな声は、NHKのテレビで拝見した時と同じ。
事務所にいらっしゃった山田さん理学療法士の野津さん達からお話を伺う。
慶応大学の湘南キャンパスからICT系の支援で宮川先生もいらしゃって同席をしました。

「CANUS東北」は、現在行政や社会福祉協議会の手が行き届きにくい、牡鹿半島の集落の支援をしているようです。
石巻市はメディアで大きく取り上げられたせいか、行政や社会福祉協議会には比較的物資が集中しましたが、そこから住民への配布や物流の手段などで滞るところもあり、小さな集落や離れた地域で漏れ落ちる住民が出てきました。
避難所そして仮設住宅は比較的支援がしやすい様ですが、家が残りそこに暮らす人々にも十分な支援の手が伸びていないようです。

行政は、住民全体への公平性を意識するあまり、どうしても支援の手が遅れがちにるようで、平等ゆえに苦しむ方々も出てきます。
私達も高齢者や障がい者を支える事業者に対して移動手段としての電動アシスト自転車や雨具、衛生用品を支援して参りましたが、その先の利用者、住民への支援が必要な局面も出てきています。
今回の牡鹿半島へのお布団の支援はそうした面が顕在化した例だと言えます。
支援を必要とする現地との直接的な情報交換の重要性を改めて感じました。
今回の訪問でお話を伺った山田さんは自身が仮設住宅に入り、母親も別な仮設住宅に入居していらっしゃるとの事です。
仮設住宅も手がけた建設事業者により、住み心地や住宅としての質の差があるようで、生活者としてのリアルな感想も伺いました。
ちなみに、住宅メーカーの手がけた仮設住宅は良いようです。(内緒です)
「CANNUS東北」をはじめ、現地で積極的な支援活動をされている団体と常に連絡を取り合い今後の支援に反映できればと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿