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2011年10月2日日曜日

福島 南相馬市「さぽーとセンターぴあ」様より支援のご報告をいただきました。


ジャパンソサエティ様、やわらぎソーシャルサポーター様、この度は、私ども特定非営利活動法人さぽーとセンターぴあに雨具・衛生用品・自転車等をご支援いただき誠にありがとうございます。感謝申し上げます。

あの3月11の大震災のあと、ここ南相馬市は人の生活できない事態となり7万人いた市民が1万人にまで減るほどの大混乱が起きました。地震・津波・そして原発事故、その後の風評被害。今もって生活の不安が付きまとう状況です。

震災後、1ヶ月目に、障害者の日中活動の事業所を再開しました。市や県の了解を得られないままに。なぜなら、「緊急時非難準備区域」という支持が政府から出され、要介護者はこの地域にいないほうが良いということになったからです。
でも、障害をもった方々は2週間ないし、3週間くらいで皆さん帰ってこられました。避難生活に耐えられなかったようです。もちろん、死ぬ覚悟で留まった方もいます。そんな方々のつらい実情から当法人は事業を再開しました。
物資のなかった時期から多くの方々の支援をいただきましたが、今回、雨具・衛生用品・自転車等沢山、相当な金額のものをいただきました。

障害者の「生活介護」「就労」を支援する事業を行っていますが、原発の放射線被害が発生してから、衛生管理には十分力を入れてきました。そのため、あっという間に消耗してしまうので衛生用品を沢山いただいたことは特にありがたかったです。
利用者さんも自分で消毒したり、家族分までマスクを配布できています。雨具は、雨天時の送迎には欠かせず、職員に配布して使用してもらっています。
薄手のものと違ってしっかりしていますので、送迎時に今後も活躍しそうです。
また、自転車は、就労系の事業所で今後使用したいと考えています。
委託の公園清掃を行っていますので、車での移動と、自転車での移動とに分かれて4箇所の公園をお掃除できます。
また、今は、緊急時非難準備区域ということだったので(9月30日に解除にはなりましたが)休止していますが、もう少し落ち着いたらヤマトのメール便の配達業務に使用したいと考えています。
今までは、利用者さん個人の自転車を使用させてもらっていましたが、毎日遠くまで配達していましたので、タイヤの消耗が激しく手当ても十分にはつけてあげられませんでしたが、今後は、頂いた自転車を使えます。
事業所で購入しなくてはいけないとずっと思っていましたので、本当にありがたく思います。利用者さんも乗ってみて喜んでいました。

このような機会に皆様からのお心遣いによって支えられ、物資の支援も大変ありがたく更に、そのお気持ち、精神的支えにはとても救われます。
まだまだ長期化する原発問題とともに、共存していかなくてはいけない私たちですが、皆様に助けられながら障害をもった方々があのような怖い不安なつらい状態に再びならないように、楽しく毎日が送られるように支援し続けて参ります。

この度は本当にご支援ありがとうございました。




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