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2012年2月12日日曜日

人工芝を支援した、宮城県の亘理町社協様を訪問しました

昨年末に、被災地の物資支援に対して、必要なものが無いかを、沿岸部の社会福祉協議会を中心にアンケートを取りました。
その時に、宮城県の亘理町社会福祉協議会、「亘理ささえあいセンター ほっと」様から、仮設住宅のスロープ敷く人工芝を支援していただきたい。
そのご要望をいただき、私たちのスタッフが株式会社アストロ様にお知り合いがいて、同社から人工芝をご支援いただける事となりました。
当初のご要望が、仮設住宅200戸分という事でした。
株式会社アストロ様から、アストロターフなどの商品を、幅1メートルで290メートルをご支援いただきました。

先日、「亘理ささえあいセンター ほっと」様が、届けられた人工芝をこまかくカットして、配布を始めるとの事で、現地へ様子を伺いに行きました。

仙台から常磐線に乗って、亘理駅に向かいました。
仙台から亘理間は電車が走っていますが、震災の影響で亘理から先はバスによる代行運行になります。
亘理駅は、外観がまるでお城の様です。


駅から、約15分ほど歩くと、亘理社会福祉協議会の事務所に着きます。
その隣の駐車場に、震災後にプレハブで建てたのが、「亘理ささえあいセンター ほっと」です。



亘理町は、住民の48%が被災をしました。
町内の5箇所に1,100世帯以上の住民が仮設住宅に入居しています。
仮設住宅の入居者の方々のサポートをしていらっしゃいます。
その模様は、専用のブログで発信をしています。

訪問した仮設団地は、事務所から最も近いところで、養蚕工場の跡地の様です。
震災後に最も早く建設をされた仮設住宅で、高齢者や小さな子供を持った家族を避難所から移すために優先して入居をしていただいた様です。
その事もあり、高齢者比率の高い仮設団地となっています。


仮設団地内は、少しでも快適な暮らしを送れるようにと、段階的に舗装をしており、訪れた時も舗装工事をしていました。



290mの人工芝は、290枚にカットされて、5箇所の仮設住宅に配られました。
利用法は、玄関が段差になっており、そこに敷いて利用する方が多いようです。



団地内は舗装されていないところが多いので、靴の泥を落としたり、人工芝の高さが玄関のギャップを埋めるようで、車椅子の出はいりや高齢者の出はいりが楽になったとの事です。
それ以上に、色の効果が大きいようで、ともすると殺風景な仮設住宅の中で、鮮やかな緑色はとても安らぎを感じるとの事でした。
此の様な形で、1,100戸以上の入居者の中から希望のあるお宅へ配られました。
皆さん、非常に喜んでおりました。

今回のご支援をいただきました、株式会社アストロ様には重ねて感謝を致します。

ありがとうございました。

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