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2012年2月19日日曜日

気仙沼から石巻へ参りました

2月9日、10日とケアセンター やわらぎの石川理事長と一緒に、宮城県の気仙沼、そして石巻を訪問しました。
石川理事長は前日に入っていた仙台から気仙沼へ。
私は始発電車で大宮から新幹線で一関、そして気仙沼へ・・・
石川理事長も支援者支援の活動の一環で何度も訪問をしているのですが、今回は今年の支援のあり方についての現地での提案や調整、情報収集をしました。
ETICの宮城さん、山内さん、つなプロの川崎さん、小野寺さんらと合流をして気仙沼信用金庫でディスカッションをしました。
2012年の目的は、小さくても現地で雇用を作る事、その仕掛けや協力者、円滑な進め方など、提案の雛形を持参してそれに対して各自が意見述べ合いひな形が具体的なディティールを持って来ました。
このプロジェクトについては、後日のご報告になろうと思います。
その合同ミーティングの後は、小野寺さんの運転で気仙沼の漁港の復興の状況や仮設商店街を視察しました。
街並みは、まだまだ津波の傷跡が生々しく残っており、あちこちで家の取り壊しをしていました。
その中で、何ヶ所かの仮設商店街がありました。

水産加工品や日用品、食品を扱っているお店。
あるいは、居酒屋や喫茶店、ラーメン屋さんなど飲食店の入った仮設商店街などがあります。
港近くはほとんどお店がなく、まだ陸に打ち上げられた船が残っていたりと殺風景ですが、そこに何件かできた商店街はオアシスの様な気がしました。
この間口一間、奥行きも2メートルあまりの小さな場所から、街の蘇りと共に大きく育って欲しいと思いました。
 気仙沼を離れる時に出会った、比較的大きな市場。
こちらは、昨年末にオープンしたばかりん、水産販売の事業者が中心となくて入居している市場です。
平日のせいか、人ではまばらでしたが今後復興での人の出入りが加わる事で繁盛してほしい市場です。
 途中で、社会福祉士をしている小野寺さんのトレーラーハウスの事務所に寄りました。
外から見ると殺風景なコンテナの様ですが、中に入ると実に合理的に作られており、普通の事務所にいる雰囲気と変わりません。
台所もあり快適でした。
ここに近所の高齢者の方々が集うそうです。
  被災地に設置する家屋としてはとても有効だと思いました。
特に、沿岸部は不動産が少ないので、1年限定でも設置できますし、その後移動して継の支援先へ移送するなどその機動力は現地の復興に役立つ気がします。
研究の余地ありです。
ちなみに、当日 事務所にいらっしゃったワカメ漁をしているおじさんに石川理事長が気に入られてしまい新わかめを大量にいただき、その日の夜は新わかめをおいしくいただきました。
海岸部は、まだまだ荒涼としています。
瓦礫が片付けられると、また異なる荒涼感があり寂しい光景でした。

石巻では、CLC様が委託管理を請け負っている仮設の開成団地内にある短期スティの施設で、キャンナス東北の高橋所長はじめ3名の方々と石巻復興支援ネットワークの兼子さん、渡部さん、そしてETICから辰巳さんが合流して情報交換を行いました。
石巻の現状を伺い、今後どのようにすべきか、そして今回 ジャパンソサエティ様から寄付をいただき支援した物資がどのように役立ったかをご報告いただきました。
その後は、CLCの橋下さん、長沼さんも加わり、ささやかな食事会を行い歓談をしました。

やはり、直接情報交換する事により、課題の深掘りができます。
また、気づきもありその場で対処できる事もあります。
2012年は昨年から被災地でがんばってきた地元のNPOや団体が疲れ、挫けてしまいそうになる可能性もあります。
その中で、私達も可能な限り支えていきたい。
そして、昨年よりも前へ進みたいと感じました。

最後に、石巻復興支援ネットワークのメンバーと記念写真!!

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